≪ ボンのクリスマス | diary | 2004年度西洋史学会大会 ≫

2004年01月11日

諸君らの愛したラテン語は死んだ!か

巷間でよく言われる「ラテン語は死語」という「常識」。
専攻(中世ドイツ史)の関係で、リアルタイムで勉強しなくてはならないフルカワにはあまりぴんとこないこの「常識」ですが、友人がクエスチョンつきで不思議がっていたので調べてみました。

死滅したはずが。(「たくろふのつぶやき」さん)

「タクシー」(carrus conductus)
「クレジットカード」(charta credita)
「飛行機」(velamobile)

といった単語があるのはどういうことだ。
古代ローマ時代に「飛行機のチケットをクレジットカード決済」なんてことがあったのか

 で、この疑問に対する答えはたぶん、以下のところにあるかも。

ラテン語
(フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』 )

 日本語版はなにかと低評価な気もするウィキペディアですが、この項はなかなかまともな内容だと思います。で、バチカン市国では現在も公用語がラテン語となっていますので、日常会話でもラテン語を使うケースが充分にありうるわけです(行ったことないから確証まではとれないんだけど)。

 あと、フィンランドでは現在もラテン語によるラジオ放送が提供されています。

YLE Radio 1

 なので、ラテン語で

「飛行機のチケットをクレジットカード決済」なんて

言うこともアリなんですね。自分自身が使うかどうかは別として。

ドイツの大学の歴史学ゼミに参加し学生の発表を聞いていると、「日常語」とまではいかないものの、日本の大学生にとっての「外国語」と同じくらいの日常性をラテン語もきちんともっているかな、という印象です。ラテン語の勉強をめんどくさがってるのも日本と同じかなあ。もちろん、教会関係者や学生にとっての必要性はもっと高いです。たぶん「つかいこなすのが前提」ではないのかな。

作成者 フルカワマサユキ

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