≪ 中世の権力・紛争・調停:読書日記 | ブックレビュー | 西洋古代史研究入門:読書日記 ≫

2004年09月04日

ヴァチカン:読書日記

南里空海(文)野町和嘉(写真)『ヴァチカン:ローマ法王、祈りの時』世界文化社、2000年。
ISBN 4-418-00515-3

4418005153500 EOF instead of reponse status line

 雑誌「家庭画報」2000年2月号から4月号まで連載されたものを、新たに全編書き下ろしたもの、とのこと。
 2000年をきっかけとして非カトリックである著者が見た、「大聖年」を焦点としたエッセイ。話題の中心はこの第3000年紀の扉を押し開けた教皇である「法王」ヨハネ・パウロ2世の取り組み、生涯について。本書の字数のおよそ半分がヨハネ・パウロ2世関連で占められています。また頁数は少ないものの、システィナ礼拝堂とミケランジェロに関する章も興味深いです。
 この本のポイントは、写真家・野町和嘉氏により提供された多くの写真でしょう。教皇の肖像をはじめ、ヴァチカン市国内の美しい聖堂たち、ミサに列席し真摯に祈る人たちの群れ、そして聖堂を飾る絵画・彫像の数々。キリスト者でない私にも強くうったえてくる迫力が、そこにはありました。

関連情報

 キリスト教・教皇庁に関する情報源は多く存在しますが、現在のところ下記の文献に接しています。

小林珍雄『法王庁』(岩波新書604) 岩波書店、1966年。
Barrett,David B.(編) 『世界キリスト教百科事典』教文館、1986年。

 また野町和嘉氏に関する情報は下記を参考にしました。

 野町 和嘉氏財団法人 大同生命国際文化基金

作成者 フルカワマサユキ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.siolli.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/39

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)