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2004年09月23日

金印勅書Bulla Aurea

その1。

 神聖ローマ皇帝カール4世が1356年に出した帝国法。文書の印章に黄金が用いられていたところから、この名がある。

多くは13世紀以来の慣行の成文化であるが、帝国国制の整備上きわめて重要な意味を持つ勅書である。
(『山川世界史小辞典 改訂新版』世界史小辞典編集委員会編、山川出版社。2004年、187頁)

ちなみに「勅書」という訳語の原語はbulla(中世ラテン)ですが、「勅書」という語そのものの意味はこちらGoo辞書)。天皇の命令である文書と比較して、西洋の王・教皇の命令である文書を指した呼称であるといえます。
 世界史の教科書で「金印勅書」というと、上記の1356年カール4世の発した文書の印章に黄金が用いられている文書を指すわけですが、黄金印章というのは必ずしもこの文書のオリジナルではありません。そもそも、黄金印章というのは「金あるいは金メッキした銀を用いて作成された印章」のことで、この印章が付された文書が「金印勅書」と言われます。そもそも黄金印章とは、西洋の数ある印章のうち、特に国王(そして教皇)のみが使用することが許されていたものであり、黄金印章が付された文書はすなわち国王(教皇)の発した文書、すなわち「勅書」なのです。

作成者 フルカワマサユキ

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